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「乳房再建までを含めて乳がん治療」という意識の高まり

乳房再建とはどのような治療でしょうか。
患者さんの腹部や大腿部から皮下脂肪を採取し、半分は「セルーション」にかけて遠心分離し、脂肪組織由来幹細胞(ADRC)を抽出します。
残り半分は、脂肪組織を洗浄し、抽出した脂肪幹細胞と混合します。

その後、胸の陥凹(かんおう)部分に注入して移植します。
傷口は脂肪吸引の傷と注入部の小さな傷のみで、手術は半日程度で済みます。

次に、使用する乳房再建の機序(仕組み)についてお話します。
脂肪組織由来幹細胞(ADRC)を酸素の少ない環境に注入すると、サイトカインという物質を大量に放出し、その物質が新しい血管を作る作用を持っています。
そして新しく作られた血管から、栄養素や酸素が供給されることで乳房の細胞が再生されていくことが期待できるという流れとなっています。

再生医療「乳房再建」の治療費用

※1回当り単価

1回投与 200万円(税込220万円)

※公的医療保険が適用されない自由診療です。

※術後のリハビリは基本的に当院では行っておらず、必要な場合は都度お見積りいたします。

治療にかかわるリスク・副作用等に関する事項

当院では自己の脂肪組織から採取・精製した細胞を、培養などの工程は行わずに投与いたしますので、基本的に細胞投与に関して問題となるような合併症が起こることは考えにくく、これまでにも重篤な合併症が起こったという報告はありません。

しかし、腹部や大腿部の皮下から脂肪組織を100ml〜400ml程度採取いたしますので、脂肪採取に伴う採取部の痛みや発赤、あるいは内出血などがみられることがあります。
また、脂肪採取の際の麻酔による合併症の可能性は考えられます。

安全性に係る事項

当院の再生医療は、国内の承認を得た機器を使用しています。
・セルーション セルセラピーキット(医療機器承認番号:23000BZX00357000)
・セルーション 遠心分離器(医療機器届出番号:13B1X10155000001)
・セルーション 遠心分離器 IV(医療機器届出番号:13B1X10155000013)